トークショー

 CG CLUB Meetingの出し物の中で目玉になっている企画の1つがこれ。今回は会場にいる人から質問を受け付けて、それに答えて話しを広げていこうということになった。しかし「今ひとつ濃くないなあ」というのが私の感想。始めは立ち見も出ていたが、どんどん人が少なくなり空席も目立つようになった。みんなテレビで激しいトークショーをみていて舌が肥えているのだろう。
 会場に登場したのは以下の6人。発言の責任は彼らにある。
 松任谷正隆氏、川上完氏、大川悠氏、加藤哲也氏、高平高輝氏、早田禎久氏



これがユーミンの旦那かぁ(左)

 その中で出てきた、面白い質問とその答えについて紹介しよう。


 まずは1つ目の質問。いきなり核心をつくというか、答えにくい質問が飛び出した。

質問
「名前が違っても元になるベースは同じ車だったということがよくある(簡単に言えば兄弟車)。それを雑誌では車の性格が違うように書くのだが、本当に違っているのか。」

答え
 具体例をあげると、アウディーA3とゴルフはどこが違うのかということ。答えを言うと違う。なぜならDNAが違うため。
市川注:DNAとは車のメーカーが今まで受け継いできた伝統のようなもの。まあ、メーカー側は違うと言っているんだし、それを違わない(私には違いが感じられませんでした)と雑誌に書くわけにもいかないので、こういう答えにせざるを得ないだろう。



質問
「フランス車らしさドイツ車らしさとはどんなものか」

答え
 人の感じ方、年代によってそれぞれ違うので言うのは難しい。強いて例をあげるなら、DNAの違いや色の違いがあてはまるだろう。
市川注:DNAって便利な言葉だなあ。



 次の質問はF1に関するもの。進行役の松任谷氏いわく、雑誌に載っているような普通の答えをしちゃだめよ、雑誌に書けないようなことをしゃべってね、とのこと。ならばこのHPに書いて多くの人にその情報を展開し共有化せねば・・・

質問
 ホンダF1はどうですか。

答え
 ダメです。遅いエンジンの改良でしかないから。現在の状態は第一期、第二期と明らかに違う。


質問
 トヨタはどうですか。

答え
 もっとダメです。なぜならゼロからのスタートだからかなり厳しい。メカニックなどはいろいろなチームを渡り歩くが、トヨタの場合は彼らが回ってこない。トヨタと対照的なのがBMW。F1を休止していた期間はホンダより長いが、他のレースはやっていた。そのため、どのチームがいいなどという判断をする目は持ち続けていた。それが復帰からいきなり活躍した理由。



 最後の質問はAZ−1的に最高の答えが返ってきた。

質問
 「なんじゃこりゃー(悪い意味)と思った車はなんですか」

答え
 トヨタのメガクルーザー。
 日産のラシーン。正面からぶつかると、車の構造上両足を切断するような事故が起こるため。

 最後は松任谷氏がボソッと言ってくれました。「AZ−1とか・・・」。そうすると「AZ−1なら展示してある」との声が会場にいた4人くらいの人からあがった。AZ−1、目立っとる目立っとる。いやぁ「好っきゃねん。わたいの惚れたクルマ自慢しまショー」で、AZ−1を展示した甲斐があったというものだ。