ビートやカプチーノ

 この怪しい店には、なんとビートとカプチーノまであった。ABCがそろっておいてあった解体屋は非常に珍しいのではないのだろうか。  まずはビートである。これもオークションにかけられていており、例のごとくQ&Aで落札前に商談が進んでいたのだが、我々が店を訪れたときはまだ存在していた。幌はなくブルーシートがかぶせてあり、中まで確認することはできなかった。ビートも正面から電柱にささったらしい。リアが極端に浮き上がっていないため、エンジンはついているものと思われる。この程度で廃車とはもったいない。



 カプチーノも同様に刺さったらしい(こんな車ばかりである)。フロントガラスは割れており、その穴から内装をみることができた。結構汚れているが使えそうだ。なおこの車はリミテッドであった。


 どうしてこのような車が一カ所に眠っていたのか。それは名前も電話番号も分からないような解体屋だからである。まさに怪しさの生んだ奇跡であった。

 また面白いものもあった。F6Aエンジンばかりがおいてある小屋があったのである。写真は撮影したはずだったのだが、帰って確認すると残念ながらなかった。私が見たときにはDOHC、SOHCとも2台づつあった。今回引き取ったAZ−1のエンジンは2万で売ったということだったし、F6Aならいつでも入ると店のオヤジがいっていたので、予備のエンジンがほしい人はこの店をあたってみたらいいかもしれない。電話番号は分からないのだが、代理出品者のメールアドレスならわかるので、なんとかコンタクトはできるはずである。
 次回はその他の怪しい車についてレポートする。