さらに古いジムニー

 70年代前半、つまり360時代のジムニーは2台が参加していました。この2台は空冷のLJ10と水冷のLJ20。おのおの自分を偽ったフロントグリルをつけています。正しくは横グリルが空冷のものです。さてこの時代のジムニーはやはりパワー不足は否めない。どの車も酷使されて残存率が低く程度の良い物が少ないです。これも不思議なのですが旧車マニアというのはなぜだかミリタリー色を嫌う傾向があるようで(なのに警察車両マニアが多いのはますます不思議)ジープなどは一般の旧車イベントにはなかなか出てきません。ジムニーにしても初代バモスと比べてなんら劣ることはなく、メカ的にはむしろ優れているはずなのに何故だか(旧車界では)不人気なように思うのですがいかがなものでしょうか?歴史的意味や極限の美というか、シンプルさなどを見るにつけ人気がでても良いはずと思います。この会場では複数台所有のジムニーマニア達の注目をあびていました。


LJ10(グリルは20)どうやって名阪国道の急坂を越えてきたかは秘密(写真にヒントあり)



LJ20(グリルは10)極初期のジムニーの幌は屋根が低くジープのよう。