韓国車予備知識

1.韓国の自動車メーカー
 代表的なメーカーには、今回紹介する「現代(ヒュンダイ)」がある。他にも起亜とか大宇とかあったのだが、起亜はヒュンダイに吸収され、大宇は現在買収先を探しているところだ。これらのメーカーがなぜ破綻をきたしたかというと、生産設備を増強したため過剰投資となり一人ゴケしたのだ(世界中からやめろと言われたのに強行した)。また賃上げの労働争議なども、会社存続に大きく影響した。


2.ヒュンダイという呼び方が正しいのかヒョンデが正しいのか
 「現代」という漢字を韓国読みすると「ヒョンデ」になるとのこと。が、会社の名前はヒュンダイとなっている。どっちが正しいのかディーラーの人に聞いてみた。その結果、ヒュンダイが正しいのだろうとのこと。確かに韓国ではヒョンデと読んでいるが、輸出した場合は、全部ヒュンダイにしているそうだ。まあ「日産」と「ダットサン」の違いのようなものだろうと、勝手に納得している。


3.韓国車ってどんな車?
 一見すると、ほんと普通の車。普通すぎて特徴がない。また日本から技術導入して作られた車も多く、昔の韓国車はモロに日本車のコピーだった。ヒュンダイが技術導入して生産した車にはデボネアやシャリオのコピー車などがあった。またヒュンダイのマークは、ホンダのマークそっくりである。よくホンダがクレームをつけなかったものだ。



ヒュンダイのマーク

 このような事実もあるため「韓国車は日本車の物まねだ」という人も少なくない。しかし、これでは昔日本車が「外車のまねだ」と海外から非難されたのと何ら変わらないではないか。もう少し気のきいた評価の仕方をしたいものである。


4.どんな人が韓国車を買うの?
 以上のようなことから、日本人が韓国車を選ぶ理由は全くみあたらないといっていい。値段もそれなりに高いし。では、どんな人が実際に買っていくのかディーラーの人に聞いてみた。すると「普通の人が買っていく」と答えが返ってきた。う〜ん、どんな人なんだろう。また広島での販売台数だが、01年の5月にディーラーがオープンしてから01年の9月まで、約30台が売れたそうだ。結構売れているような気がする。



ハングルの書いてあるラジエターキャップがすてき