新型ソアラ
同じくnekoパブリッシングから新創刊された姉妹紙「cars-i」の企画でやってきたトヨタの新型ソアラである。J's Tipoの企画では日産が一枚絡んでいるため、正直なところソアラと240Zを並べてイベントを行うのは反則である(^_^;)。見る側からすると中身が濃くなるので面白いのでありがたいのだが。

これが新型ソアラ。最大の特徴はなんといっも全自動フルオープンのハードトップだろう。屋根がトランクの中にしまい込まれて、ハードトップがオープンカーに変身するのである。しまい込まれる順番だが、まずトランクの蓋が開く。そしてリアウインドウがハードトップの下になるように織り込まれて収納される。
そのムービーをお見せしよう。ムービーではよく見えないのだが、リアのクオーターウインドウはハードトップの収格納にあわせて自動的に開閉する。マニュアルで開閉できるかは不明。
まあ、雨の日にオープンにする人はいないと思うが、雨が上がった直後にオープンにしてしまうと、トランクの中やリアウインドウ部分の内装が汚れてしまいそうだ。
トランクの中に屋根をしまい込むのだから、ラゲッジスペースは当然狭くなる。これはハードトップにしたときのラゲッジスペース。たったこれだけしか荷物は積めない。しかし、ものは考えようである。写真のようにここに荷物が入っているということは、これだけ荷物を積んでもハードトップが格納できるということなのだろうか。もしそうだったら、これはこれですごいことである。

この車は至る所で「ソアラ」していた。やりすぎじゃないかと思われるくらい、例のソアラのペガサスのマーク(?)が張り付けられているのである。フロントグリル、ステアリングのエアバックのカバー、フロントシートの後側。トヨタの水牛マークはエンジンルームにあるくらいだ。

価格が600万ちょうどということもあって、内装はゴージャスである。が、そのため(?)に割を食っているのが後席。フロントのシートをめいいっぱい後に下げた状態なのかどうかは不明なのだが、フロントとリアのシートの隙間はこれだけしかない。軽自動車より狭いのがちょっと苦しい。