転んでもただでは起きない旧車魂

 普通だったら「集まりました、パレードしました」で終わってしまうことの多い旧車の集会だが、今回はすごい人がいた。防府工場の近くに三輪トラックが眠っているというのを聞きつけ、防府に来たついでに広島まで持って帰ろうというのである。


 この目玉のないマグロのような不気味さを醸し出しているのが件の車。80フェスタが終わったころにはすでに積車に積まれていた。屋根はめくれ、前の車輪はつぶれ、ボディーはボロボロになっているのだが、部品取りの車に使うのだそうだ。確かにエンジン関係は使えそうだった。こういうおいしい話はAZ−1にないかなあ(よだれ+ため息)。