ガイアックスと水を混ぜる
なんと2層に分離してしまった。わずかながら体積が減っているため、アルコール分と水が混ざったと考えられる。水に不溶と書かれているが、実際は若干が溶解するのだ。また、分離してしまった上層部分はアルコールではないはずだ。なぜなら上層部分は簡単に蒸発したためである。もしこれがアルコールであるとするならば、水に溶けないアルコールは沸点が高すぎて、息を吹きかけても簡単に蒸発しない。
念のためガソリン50mlと水50mlを加えて体積変化をみてみたが、こちらの方は100mlとなり、当然のことながら水に混ざらなかった。
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ガイアックス+水 |
ガソリン+水 |
またガイアックスと水を等量入れて激しく攪拌した後に、溶解するかどうかを実験してみた。その結果、やはり2層に分離してしまった。
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攪拌直後 |
少し時間が経過した後 |
これらのことからガイアックスは「アルコール燃料」とうたっているものの、アルコール分は組成結果が示すように主成分ではなく、ほとんどはガソリンに近いような水に不溶の炭化水素系成分であると考えられる。