他車のブレーキホースを切断・比較する、その2

 カシメてある金属部分をサンダーで削った。カシメにより、矢印部分がかなり潰れている。



 矢印あたりを切断した。



 なんと、AZ−1と異なり金属のスリーブが入っているではないか。どうりでカシメてもブレーキホースが細くならないわけだ。



 同様の構造は、プリウスのブレーキホースでもみられた。最近の車は全部スリーブが入っており、AZ−1のブレーキホースと同じ現象が起きないようにしているのではないか??

 なお、ブレーキホース末端のコネクタも同様にカシメてあるが、この部分には最初からスリーブが入っているので、AZ−1のブレーキホースでも問題無い。問題なのは途中でカシメてある部分である。



 ブレーキホースの途中にスリーブを入れるのは難しそうだ。従って、90年代前半は途中にスリーブを入れる技術が確立されていなかったか、もしくは技術はあっても軽自動車ではコスト的に難しかったのかもしれない。今となっては想像するしかない。