切削箇所、その1
バランス取りは、コンロッドなどのどこかを削って3本の質量を合わせるのだろうとなんとなく想像は付く。が、F6Aの場合どこを削るのがいいのか具体的にはわかっていない。それを明かすのが今回の企画だ。
削っていない(工場出荷時)/削っている(本コンプリートエンジン)のコンロッドを比較する。写真上が削っていないもの、下が削っているものだ。これだけみると差がよくわからない。
横から見ると、差がはっきりわかる。
コンプリートエンジンの方には、矢印で示す筋が消えている。ここまで削るわけだ。なお触った感触はツルツル。
上記写真の反対側。同様の処理がなされている。