70Aオルタと80Aオルタの比較、その2

 70Aオルタのステータコイルを見ていく。ここが外観上最も違う。




 一方、80Aオルタ。線の太さ、さらには美しさすら違う。



 ローターを比較した。黒い方が70Aオルタ。見た目は変わらない。



 仮にローターが全く同じものだとすると、70Aと80Aの差はステータコイルの差にあると言える(レギュレーターは関係無い)。
 わたべ☆ゆうさんが掲示板に書き込んでいただいた内容を転記すると、以下のようになる。

 この「平角線(ひらかくせん)の集中巻き」は最近のEV用誘導モーターからのスピンオフ技術ですね。AZ-1発売当初は技術的にも丸線の分布巻きしかできなかったハズだし、それが当たり前だと思っていました。
 鉄芯からハミ出た部分が単なる抵抗になる(これを「銅損」といいます)従来の巻き方に比較して、平角線集中巻きではここを短くコンパクトにできるため、大きさが同じなら高出力にできるメリットがあります。

 なるほど。


 次頁ではプーリーのシム調整を行う。