耐久後のブラシの状態、その2

 ブラシも摩耗だが・・・実はコミュテータ−の摩耗ばかり気にしていたので、初期値の測定を行っていない。が、見た目は1mm程度減っていた。



 ブラシの断面には傷がついていた。



 またブラシの摩耗によるモーターの汚れ具合についても検証する予定はなかった。写真左が耐久後、右が耐久前のものであるが、汚れはあまり変わっていないように見える。




 なぜブラシの導線が切れてしまったのか。原因として考えられるのが、ハンダを盛ったコミュテータ−には微妙がな高さの違いがあり、それによりブラシが振動してしまったことが考えられる。実際、下記のような状態でローターを手で回し、もう片方の手(指)でブラシをさわると、写真左右方向に動いていることがわかるのだ。



 しかも耐久試験中は、ハンダを盛る前にしなかった異音も発生していた。加えてモーターも微妙な振動を発生していた。左がハンダを盛ったローターに組み替えたもの、右が正常なローターに組み替えたものだ。双方とも音が出るので再生時には注意。