ISCバルブ

 ISCバルブとは、アイドルスピードコントロールバルブの略。アイドリング時の回転数を制御するバルブである。



 かしめてあるだけの頭の部分を見てみると、錆が発生している。



 先ほどのインジェクターと同様に抵抗値をはかってみると、24.4オームだった。正常範囲である。



 となるとちゃんと動くのか?? こいつは取り替えが簡単なので、実車につけて試してみた。下の画像をクリックすると、動画が見れる。

 まずは正常品。基本、音しかでない動画だ。



 次に水没品。音の大きき差が全然違うことがわかるだろうか。これ、ISCバルブが正常に作動しなかったため、アイドリングの回転数が上がってしまったのである。



 今まで試した水没品は全て正常に作動したのだが、最後の最後になって正常作動しないものが出てきた。正常作動しなかった原因は、電磁バルブの固着と考えられる。なんといっても防水処理されていないのだから。


 もういい加減飽きてきたので、水没車関係はここで一旦おしまい。2020年の新型コロナウイルスの影響下で行われた数少ない車のミーティングのレポートを挟んだ後、また水没車のレポートを再開することにする。