水没したAZ−1のミッションを見る、その2


 水没したAZ−1が入ってきた。聞くところによると、押し寄せた水で浮いてしまって、50mほど流されたそうだ。そんな車を外観から判断する限りでは「案外水が入っていないのでは?」と推測される結果が得られた。
 しかし本当にそうなのか。エンジンに引き続き、ミッションを分解して確認していく。ミッションにもこだわる理由は水の進入経路もそうだが、このミッションにはスズスポが限定10ヶで発売した2way LSDが組み込まれているためだ。これを何とか引っ張り出し、無事を確認したい。
 今回は、いよいよミッションの分解にとりかかる。なお分解前に既にミッションオイルは抜かれていた。オイルを抜いたまま放置されていたのではないかと考えられる。
 なおこの水没車の今後だが、使える部品はそのまま使い、また他のAZ−1から部品を移植することで復活させる。



分解前に水の浸入の可能性を確認する
ベルハウジングの中
5速ギア部分、その1
5速ギア部分、その2