車室内前方の状態(インパネ等の状態)
車室内にも当然水が入ってきたわけだが、その際の水位はどれぐらいだったのかが気がかりである。インパネを見てみる。
気になる点が1つあった。メーターレンズに1本の筋が見えるのだ。ここまで水没したのだろうか。が、目撃証言からは、メーターまでは水没していなかったとのこと。水没とは無関係の傷かもしれない。
他の部分を見ていくと、確かにメーターまでは水没していなかったのではないかと思われる部分がある。カセットデッキは、水没していないように見える。
インパネを下側から見る。ステアリングシャフトに錆が発生しているが、ここは通常状態でも錆びている場合があるので、水没とは無関係だろう。砂の付着もない。またカセットデッキ横に錆が発生していないことから、ここまで水が上がってこなかった可能性もある。
インパネ下のフロアに目をやると、砂の付着が少ないことがわかる。
最終的にどこまで水没したかは、インパネを降ろして検証し、結論を出す。次頁は、車室内後方の状態を見ていく。