UAZ2206、その2
親メタルの状態を見る。下の写真は左から1番となっている。
外観の細かい所を見ていこう。
まず、フロントガラスの上には、ひさしがある。
ベンチレーター。こんな感じのベンチレーターがついていたマツダ車は、ポーターキャブまでだと思う。ちなみに、冬場はすきま風がすごいので、ガムテープを貼ってすきま風を防ぐ。
変態的な付き方をしているマスターバック。マスターバックとマスターシリンダーが完全に分離してそれぞれが全然違うところについている車はある。が、UAZのようにマスターバックとマスターシリンダーが一体化しているにもかかわらず、ブレーキペダルと同軸上にない(90度横についている)車も珍しいのではないか。相当器用なリンケージだ。
チェコ製のマスターシリンダー。
エアコンのホース。この車には、エアコンが付いているのだ。しかも驚くべき付き方で。
ヘッドライトは小糸。日本のレギュレーションに通すのに現地品のヘッドライトは無理なため、組み替えているとのこと。
この手の車なので・・・造りの悪さも見ていこう。が、これも味である。
レインレール。ボコボコになっているが、新車からこの状態なのだそうだ。また、塗装も相当悪い。
「全自動でプレスして、ロボットでスポット溶接する」みたいな作り方になっていないような感じがする。プレスした鉄板を乱雑に投げ飛ばして保管し、人がスポット溶接しているような感じがする。ある意味、人間的な車だ。