AZ−1搭載用簡易車両にはどのようなものが考えられるか
前述の通り、AZ−1搭載簡易移動車両を選定する上でのポイントは可能な限り小さいことである。そこでこの条件を満足するものをリストアップしてみた。
1.インラインスケート
インラインスケートとは、いわゆるローラーブレードのことである。小型で高速移動可能という点ではこれに勝るものはない。ところが、普通の靴は使えず常にスケートを履くことになる欠点がある(一部のものはシューズとローラーが分離可能となっているものもある)。従って今ひとつ不便だし、自動車関連のイベント会場でインラインスケートを履いて移動していたという例はほとんど見たことがない。移動手段としてではなく、スポーツとして使われることが多いのだ。
2.スケボー
最も古くからある、ボード系の乗り物。歴史もあるし、ボードから降りれば普通に歩くこともできるので、単純に考えれば移動車両として普及してもよさそうなのだが・・・やはり誰でもすぐ乗れるものではないこと、一般には遊び・スポーツとして使われるという認識があるため、移動車両としては普及しなかったものと思われる。アクロバティック(に見える)乗り方をしないと小回りが利かないのも欠点であるし、それゆえにスケボーを使っての移動は会場に居合わせたギャラリーからひんしゅくを買うかも知れない。
3.折り畳み式自転車
移動用車両として古い歴史を持っており、最も認知度の高い乗り物と考えられる。
4.普通の自転車
AZ−1に積む場合には、自転車を積むためのアダプター(?)を車後方につけ、そこに自転車を積む必要がある。AZ−1の場合このアダプターをつけられないことはないのだが、ボディーがプラスチックであるためどうしても強度的に不安になる。
5.キックボード
最近流行のアルミでできた小型軽量の移動手段。ちなみに私がこれをはじめて知ったのは、'99年のロードスター10周年ミーティングのときであった。キックボードにはRazorと言われるものとK2と呼ばれるものの2つある。Razorは2輪、K2は3輪となっている。大きさ重さとも、Razorの方が小さい。
6.折り畳み式原動機付き自転車
原付の折り畳み版である。AZ−1にもなんとか乗るとのこと。種類にもよるが公道走行も可能。しかし、余りにも走らないので自転車に負けるという噂も・・・
AZ−1用簡易移動車両には以上の6点が考えられるが、現実性及びネタの都合で、折り畳み式自転車、キックボード、折り畳み式原動機付き自転車について紹介したい。