インマニとシリンダーブロックの間にあるホース



 ホース外径は、いずれも新品とあまり変わらない。ホース表面にクラックもない。



 が、ここで1つ気がついた。ホースの硬さが著しく柔らかい部分があったのだ。その外径をはかってみると、新品と比較して明らかに太くなっている。



 太くなった・柔らかくなった理由は熱劣化だろう。この点は容易に想像が付く。他にも特徴的な部分がないか探してみたら、こういう特性に変化してしまったホースは、ホースバンドをしてある部分よりも、ホースの方がふくれあがっていることがわかってきた。



 下の写真は、太くもなっていないし、柔らかくもなっていないホース。上の写真との違いがわかるだろうか。





 以上、いろいろな網無しのホースを見た結果から、ホースが裂ける前の変化点だと言えることは・・・
1.ホースの外径がふくれてくる。
2.ホースが柔らかくなる。
3.柔らかくならない場合は、ホース表面にクラックが入る。
の以上3点だろう。が、以上が正しいとしても、オイルクーラーのホースの劣化判断に活用するには難しい。ホースの回りにいろいろな部品があり、うまく計測できないからだ。


 従って、最大の自衛策は、もしまだ網入りホースに交換していないAZ−1があれば、即刻交換することだ。