網無しのホースとはどのホースのことなのか

 内径8mmのクーラントが通るホースのことで、ホース製造メーカーから「こんなホースをクーラントラインに使っちゃダメ」と言われた、スズキの救いがたい設計ミスで、F6A全モデルに選択されたホースである。なおこのホースは補修部品として早い段階で網入りホースとなった。

 まず一番有名なのが、オイルクーラーの所のホース。



 次はインマニ周辺に使われているホース。3本ある内の2本は「インマニとシリンダーブロックの間にあるホース」の先端である。



 インマニの下にあるホース。他のホースに隠れていて目視での確認が難しい。



 インマニとシリンダーブロックの間にあるホース。ガスケットが青いことから、1回はインマニを外していると思われる(工場出荷時は薄い黄土色のガスケットだった)。



 エキマニ付近に使われているホース。今回対象とするのは矢印のホース。



 以上、いずれもホースは裂けていない。裂けていないからこそ、裂ける寸前のホースが見つかるかもしれない。そういう視点で、次頁からホースを見ていく。