リアキャリパの分解、その2
内部の構成部品が外れたところで、中身を見てみる。錆の発生は認められない。
写真は撮影していないが、ここでもう一度スナップリングプライヤーを使って、内部の構成部品を外す。錆の発生は認められない。
そして最後の構成部品、ネジの切ってあるシャフトを外す。この状態に至ると、このシャフトはOリングで固定されているだけなので、強く引っ張れば外れる。
シャフトを外すと、矢印部分に錆が見えてきた。
上の写真で中央に見えるのは、短いシャフト。これを外すと錆だらけ。
ネジの切ってあるシャフトを見てみる。横から見ると錆は発生していないが・・・
上の写真の右側、Oリングよりも内側の部分をみると、錆が発生していた。凹みがあるが、ここは、上述の短いシャフトと接触している部分だ。
今までのことをまとめると、このリアキャリパの固着の場合、
1.キャリパ内部には錆の発生原因はない。
2.サイドブレーキワイヤーが繋がっているシャフト部分が錆の発生原因。
ということになる。
ではそのサイドブレーキワイヤーが繋がっているシャフト部分はどうなっているのか、これについては次回以降見ていく。