会場周辺にこそ、面白い車がある

 メイン会場をあとにして、駐車場へ行ってきた。ほとんど族車の集まりと化し、周辺はパトカーが何度も巡回しているという始末。数で比較すると、正規のニューイヤーミーティング参加車両の1/4程度になるだろうか。近年の旧車のミーティングは、とにかく族車が多くなってしまい、結果的にまともな旧車オーナーが来なくなってしまって、参加台数に影響を及ぼしている感がある。正規の会場から閉め出しても効果がなさそうだ。だとしたら、良い打開策は無いものだろうか。



 といいつつ、これが面白い。駐車場(公道外)なので、爆音マフラーに変身!。



 ほかにも竹槍、出っ歯、なんでもありである。



 では野放図に族車化しているのかというと、そうでもない。押さえるところは押さえている。今回注目したのはスピーカー。もう、パイオニアのTSX博物館といえるぐらいに装着率が高かった。




 昔はオーディオにカネをかける人が多かったんだよなあと思いをはせつつ、会場を後にした。そのパイオニアは、オーディオ業界としては近年までなんとか持ちこたえていたが、自動車用ナビに力を入れるという戦略が失敗したと聞く(スマホのナビソフトに押されて売れなくなり、ナビが売れなくなった)。栄枯盛衰の激しい世界だ。この際、TS-Xシリーズの、もっと言えばスピーカーの入っていないモックアップの復刻版を作れば、それなりの需要はあるのではないかと感じた次第だ。

 繰り返しになるが、もともと車を並べているだけのミーティングで、それに加えて参加台数が減っているのだから、近くの人でない限り行く価値はますます下がった感がある。