優勝車の車両スペック
全長/全幅/全高(m):3/0.6/0.55
車重(kg) :30
ボディー :CFRP
Cd :0.12
S :0.21m2
シャーシ :アルミ角パイプ、トラス構造
ステアリング :アッカーマン式
エンジン :4サイクル単気筒OHC 2バルブ
リーンバーンエンジン(完全自作)
排気量 :30cc
燃料供給方式 :フューエルインジェクション
点火 :トランジスタ式
タイヤ :ミシュラン20インチ ur=0.0023
鈴鹿では995.4km/Lの記録で優勝したが、完全な平坦コースで走ると2000km/Lは楽に走れる実力を持つという。つまりわずか1リットルの燃料で日本縦断が可能というとんでもない車だ。
ほとんど寝たような姿勢で車両を運転する。従って視点が非常に低い。普通の車に乗りなれた人がAZ−1に乗ると、視点の低さゆえに時速60km/hで走っていても100km/hくらいのスピードに感じるという。このマイレッジカーに乗るとどのくらいのスピードに感じるのだろうか。ゆっくり走るというイメージの強いこのレースだが、最高スピードは80km/h以上に達する。
ボディーを取るとこんな姿勢で乗り込んでいるのだ。ドライバーの腹のあたりに手が写っているが、ここにハンドルがある。ちなみに小型化・軽量化のためドライバーは女性が多い。
エンジン部分の拡大写真。30ccというわりには大きい(背の高い)エンジンがついている。これは超ロングストロークエンジンであるからだ。