メカニック関係

 ここからは写真を中心に解説していこう。
 これはファニーカーのエンジン。オッサンの足が見えるが、この当たりがコクピットとなる。エンジンが爆発すると死にそうな位置にある。また、レースごとにエンジンを降ろして分解整備をおこなう。ピストンがとけることは日常茶飯事だからだ。



 これはジェットカーのエンジン。出力1万馬力のエンジンを載せて、ブッ飛んでいく。コクピットは写真から見てエンジンの右にある。これに乗るレーサーはいい根性をしていると思う。



 会場で見かけたGT−Rのガルウイング車。日頃からガルウイングに乗り慣れたものから言わせてもらうと、こいつは非常に乗りにくいはずだ。理由はドアの開口面積が小さいため。後付けだからしょうがない部分もあろうが、ガルウイングは何のためにあるのかを理解せずにカッコだけを考えて作ったあげく失敗しました、という好例。ちなみにガルウイングの何たるかというのは、「高いサイドシルを持たせることによる車体剛性のUP」と「ドアが屋根ごと開くことで、非常に車高の低い車に乗り込みやすくする」という2点である。