今回使用するファン
これが今回使用するファン。ヤマハ純正・部品番号5RU-12405-00、グランドマジェスティ用だ。以前、伊製スクーターに換装して良い効果があったので今回も選んでみた。捻り下げが美しい7枚羽根(素数だ!)で、翼端にはシュラウドが一体成形。実際、静かなうえに大風量。さすが戦時中のプロペラ屋は一味違う。

クルマは一般的に走行風がエンジン冷却の1〜3割ほどを担っている。図2はKei-WORKSの例で、タービンやコンプレッサーなど、発熱するものがいちばん矢面にレイアウトしてある(それでも今年の猛暑でラジエターがパンクした)。翻ってAZ-1ではFF流用お手軽ミドシップにありがちな懸案で、エンジンに走行風が当たらない。英国での開発時に冷却ファンを省略したというが、それダメでしょイギリス人め!
