ドアロックモーターキットの取り付けと配線

 まず、買う前にドアパネルを外して確認しました。普通の車と違い、モーターを置くスペースやステーの固定は、どうにでもなりそうだったので、購入を決意。しかし、実物をドアに置いてみて頭を抱えてしまいました。理想の固定が出来そうにもなかったからです。理想の固定は、ステーを両側から引っ張るような止め方です。良い方法を思い付いた方は是非BBSにて情報をお寄せ下さい。
 左側のドアを例にとって説明します。右側の作業も左側と全く同じです。



A.そこで、考えた挙げ句写真の様な苦しい固定になりました(2枚の写真は角度を変えて撮影したものです)。2本のステーは90度もないですね。理想の180度には程遠いですが(^^)・・。しかし!心配する事はありません。ドアロックモーターはドアの下側に接地しているのです。ですから、3方向から固定されているのです。実際、付属(金色)のステーだけでも十分強度がある事を動作チェックで確認済みですが、保険として上側に汎用(黒色)ステーを取り付けています。ドアを閉めた時に想像以上のショックを受けると予想したからです。



B.肝心のリンケージとドアロックモーターを接合する部分は、モーターの置き場所との兼ね合いでここに決定しました。また、指でリンケージを摘まんで動かして調べたところ、この位置が一番軽く動きました。
 ついでに、リンケージの各可動部分にグリスアップをしておきましょう。かなり軽く動くようになります。



C.付属のワイヤーハーネスを使うと、短くて途中で継ぎ足さなくてはいけません。つなぎ目はトラブルの元なので、私は付属のハーネスは使いませんでした。
 ハーネスの経路は、サイドインパクトビームにタイラップで固定しながら、車両後ろ側に持って行きます。写真ではビームの周りをクルクル巻いてますが、意味不明です。白線の様に真っ直ぐ通せば良いでしょう。ビーム以外の所は専用固定テープをケチらず使って、しっかり固定します。



D.ドアを車両後ろから写した写真です。この位置からドアの外側に出します。そしてウエザーストリップの内側に隠すようにして上側へ持って行きます。ハーネスの固定は両面テープを細長く切ってドア・ボディに貼り付けます。→写真E参照



E.ドアヒンジから後ろ側を写した写真です。白く見えるのが両面テープです。こんな感じで細くきったものを一定間隔で貼ります。そしてドアの上側まで持ってきたら、ハーネスを20cm位残して切断します。
 後で、本体側から伸ばしたハーネスとギボシ端子で接続します。ここでギボシ端子を使うのは、万が一ドアを取り外す場合にドアロックのハーネスも外せるようにです。リアウインドゥパネルの中に隠すので、ギボシ端子を外すのは面倒ですが・・

・モーター取り付けの詳細
1.ドアロックモーターをドアの下面に載せます。そのときビビリ音防止のために厚めの両面テープを間に挟みましょう。

2.リンケージを写真Bの位置で留めるため付属のリンケージを同じ角度に曲げ、 余った先端部分は切断します。

3.付属のステーをサイドインパクトビームの前側の台座に留めます。

4.買い足した汎用ステーをインナーハンドルを留めているナットに共締め付けます。

5.ここで、本体・バッテリを適当につないで動作チェックをしてみましょう。リンケージやすてーに無理な力が加わっているようでしたら、位置や角度を微調整します。

6.問題がなければ、ネジ類を本締めして出来上がり(^^)/


・ハーネス取り回しの詳細
1.ドアを閉めてみて、ハーネスが震えてビビリ音を出さないか確認しましょう。ハーネスが震えると安っぽい音を出すだけでなく、摩擦でそのうち断線の恐れがあります。

2. ハーネスは、ドアボディーの縁やリンケージには触れないように気を付けて下さい。やはり走行時の振動や風で、ハーネスが揺れて当たり、やがて断線の可能性があります。気になる人はコルゲートチューブで保護すれば完璧になるでしょう。