広島でのイベントの定番、チャージマツダ787B

 地元広島でモータースポーツ関連のイベントで必ずといっていいほど出る車が、このチャージマツダ787Bである。ご存じの通り、'91年のルマン24時間耐久レース、ロータリー最後の年に日本車として初優勝したのがこの車だ。



 カラーリングはかなり派手だが、これはほとんどがカッティングシートである。特に緑とオレンジの境目にある、白い「縫い目」はカッティングシートではなく、普通のビニールテープが貼ってあるような感じになっていた。
 ちなみにこの車はルマンで優勝した車ではなく、そのレプリカ。レプリカと本物の簡単な区別の仕方だが、本物の方が汚い(当たり前か)。また本物の車のレンズカバーは、年数のたったホンダの車のヘッドライトのように黄色く薄汚れている。量産車では「もっと品質のいいものを使えよとか、どういう耐久テストやったんだよ、甘すぎるんじゃないか」という話しになるのだが、787Bの場合は勲章だ。なお、99年9月に筑波で行われたロードスターのイベントで走った787Bは、写真で見る限り本物であると思われる。