クレイモデルのシャシー部分

 最終的には、本物の車と見間違えるほどの出来映えになるクレイモデルだが、そうはいっても所詮は張りぼて。では、張りぼての中はどうなっているのだろうか。

 リアから見ていった方がわかりやすい。マフラーは本物がついているのだが・・・



 その前方部分は、既に張りぼて。本物が使われているのは、タイヤとホイール、ブレーキローターぐらいだ。



 さらに前方に向かっていくと、無骨なH鋼がたくさん見える。中央部分はほぼ空洞状態。



 一部、空洞が見えなくなる目隠しのようなものがつけられていた部分もあった。



 フロント側から見たところ。ベニヤ板が使われている部分がある。



 このクレイモデルは、新型CX-5だ。既に不要になったクレイモデルなので、あとは廃棄(壊す)だけ。せっかく作った物をどういう気持ちで壊すのか聞いたところ、私が聞いた範囲では特にためらいはないとのことだった。また、このようなモデルから剥がしたクレイを再利用するようなケチなことはほとんどしないとのことだった。


 今回はこれでおしまい。次回は「ものづくり博物館」を中心に見ていく。