サニーやフェアレディーのグラスランチャンネルの劣化度合い
こちらのサニー。完璧に切れています。が、見た目からすると、切れたというより汎用のグラスランチャンネルを組み合わせて作っているようにも見える。どのみち雨の日は走らないから、これで問題無いのかもしれない。
一方、当時モノのグラスランチャンネルが付いていると思われるのが、このフェアレディー。なんとか完全には切れていない感じだ。
注目すべきはこのZ。
エンジンはVTECを縦置きに換装した凄い車なのだが、そんなことは目もくれずグラスランチャンネルに着目する。
切れてない。エンジンを換装するほどの車だから、グラスランチャンネルも当然交換しているだろう。というわけで、AZ−1のグラスランチャンネルの流用品には、ボンゴの他にフェアレディーのものが使える可能性が高いことがわかった。
グラスランチャンネルの流用品を選定する時のポイントは、
1.90度に曲がっている部分があること
2.余計な「耳(ミミ)」が付いていないこと
ということになる。例えばキャロルやアルト、ワゴンRのグラスランチャンネルは、余計な耳が付いているため流用ができないのだ。
グラスランチャンネルの話はこれでおしまい。次頁からは、アッパーカウル(ワイパーカウル)についているゴム部品の劣化と流用の可能性を検証する。