正常に動いていた燃料ポンプを分解する、その2

 ローターの比較。どちらが正常品かは書くまでもない。



 コミュテータ−部の比較。正常品は摩耗がない。本当に新品同様だ。こんなことなら分解するんじゃなかった。
 またこの写真から、コミュテータ−部分は新品時は平坦だということがわかる。ちなみに、写真には明示していないが、ブラシの長さは不動品・正常品ともほぼ同じだった。つまり、ブラシはほとんど摩耗せず、コミュテータ−が摩耗していくのだということがわかる。金属の方が早く摩耗するなんて不思議だ。



 コミュテータ−の摩耗がないほど、使用時間の短かったこの燃料ポンプ。フィルター部分に錆は入り込んでいるのだろうか。



 わずかであるが、錆が入っていた。このフィルターは錆をほとんど除去できないということが明らかとなった。



 今回はこれでおしまい。次回はもう1つの異常な燃料ポンプである、ガム分が付着した燃料ポンプを分解する。