Mazda Prototype

 こちらはおなじみ787B。



 そしてもう1台、Mazda Prototypeが展示されていた。公式パンフレットによると、マツダUSAの公式チームより、2016年のIMSAウェザーテック選手権に参戦したマシンの1台とのこと。ゼッケンは55だが、このゼッケンで本当に走ったそうだ。戦績は、最高位が3位。その他、6戦連続でトップ5フィニッシュを飾ったとのこと。



 シャシーはローラ製の最終モデルとのこと。「最終モデルってどういうこと?」なのだが、後述する。



 エンジンは、直4、2.0Lの直噴ターボ。



 コクピット。



 今後の活躍がますます期待されそうな車なのだが・・・2016年ルールによるIMSAウェザーテック選手権は一旦完結とのこと。2017年からは全く新しいパッケージで再スタートなのだそうだ。つまり、この車は公式戦でもう走ることはなく、また今までの努力は何だったんだとも言いたくなる。
 逆に言うと、意地でもロータリーで走れるよう最後までがんばった、ルマンでの努力って本当に凄かったんだと改めて驚かされた。そんな努力の賜に乗っかって栄光のゼッケン55等を身にまとうことができるAZ−1には、改めて乗る者としての主張・自覚・覚悟・実行力が求められるといえよう。