グレートスターラップケイとナッソー

 グレートスターラップケイへ向けての出航前のポートカナベラル。フロリダ州でクルーズと言えば、マイアミかフォートローダーデールだと相場が決まっているのだが、ポートカナベラルはそれに割って入ろうとしているため、結構きれいに整備されている。



 翌朝。グレートスターラップケイに上陸すべく、朝から準備を始めた。自分の部屋からふと外をみると、そこにはこの海域であり得ない船が・・・ロイヤルカリビアンという船会社の船である。
 実は、グレートスターラップケイの隣の島は、ロイヤルカリビアンのプライベートアイランドとなっている。この船がここにいるということは、ひょっとして上陸を諦めたわけ??? そこでブレークアウエイの船員に聞いてみると、グレートスターラップケイに行くと言い張る。



 そのグレートスターラップケイが近づいてきた。



 すると、クルーズディレクター(船のエンターテイメントの最高責任者であり、超テンションが高くて疲れ知らずの芸に厳しいプロフェッショナル)からアナウンスが・・・

「クルーズマネージャーのDandan(←フィリピン人)です〜。本船はグレートスターラップケイに近づいていますが、現在波が荒い状況にあります。お客様の安全を最優先に考え、上陸しない決定を下しました・・・」的な事を放送し始めた。あちゃ〜。せっかく準備したのに。船着き場は確かに波が荒い。グレートスターラップケイに行くには、ブレークアウエイからテンダーボートという渡し船に乗り込んで向かうのだが、この波では上陸が難しそうだ。



 整然と並べられた椅子を前にして、むなしく通過していく船・・・この写真を見る限りでは、波は穏やかそうなのだが。



 10:00予定だった上陸が無くなったことから、一変して事実上の終日航海日になってしまった(泣)・・・
 16:00頃、遠くに建物が見えてきた。ここが次の目的地であるナッソー(バハマ)である。



 どんどん近づいきて、かすんでいながらもナッソーの外観が見えてきた。先ほどの建物は、「アトランティス」というリゾートホテルだ。



 先に到着している別の客船も見えてきた。



 船が横に4杯びっしり並んでいる風景は壮観じゃわい。こんな風景はそうそう見れないので、グレートスターラップケイに上陸できなかった貸しは返してもらったと言うことにしておこう。



 入港していくブレークアウエイ。真横の船にいる見知らぬ旅人と至近距離で手を振り合う。口笛を吹いたり、ヒューヒューと奇声を上げている。こんな経験は、この先できないんじゃないかと思う。



 最後は車と全然関係無い話となってしまったが、今回はこれでおしまい。次回はナッソー(バハマ)の自動車事情をお伝えする。カリブ海にはいろいろな国があるが、どんな車が走っているのだろうか。楽しみである。