真鍮製ニップルの取り付け、その2
太いニップルもサンダーで先端を切り落とす。細いニップルの場合はドリルではつったが、太いニップルがはつれるほどのドリルを持っている人は少ないだろう。そこで、写真のようなサンダーで削り落とす。タップをたてるため、穴が大きくなるように削る。
3/8PTのタップをたてる。このサイズのタップは、普通のタップ・ダイスのセットに付属していないため、別途購入する必要がある。
真鍮製のニップルをつけた。
結局、クーラントラインのニップルは全て交換した。
ちょっとわかりにくいが、ニップルのネジ山には液体ガスケットを塗り、漏れないようにする。黒く見えるのが液体ガスケット。
繰り返しになるが、このニップルはAZ−1にも多用されている。これまでゴムホースの劣化について着目してきた。ホースの場合は固くなったりしてある程度見た目で劣化度合いが把握できた。しかし、ニップルはホースに隠れているため、腐っているかどうか確認できない。今回の軽トラの場合は、クーラントの交換時に漏れが発見できたのでよかったが、走行中に発生したらエンジンが完全にダメになるところだった。
ホースの交換はもちろんのこと、ニップルの劣化度合いにも着目していただきたい。
次回は、真鍮製ニップルのAZ−1への適用事例、ホースの劣化度合いなどを見ていく。