フォンブレイバー01さんのAZ−1、その3

 他、いろいろ見せてもらった。
 エンジンルームにあるアイドルスピードコントロールバルブ(ISCバルブ)は、音の静かなものに変えられていた。これに変えることで、アイドリング時に発生する安っぽいカチカチ音が消えるのだ。



 エアコンのコンデンサーも交換されていた。



 2016年になってから交換されている。よくエアコンの配管などが欠品になったという話が出るが、完全作れなくなったという意味ではなく、「作ればあるが現時点で在庫がない」というのが正しい答えだ。「欠品」という言葉の定義が定まっておらず、裏が取れていない話が流出するため、こんな話が何度も繰り返される。最も正確な答えは、マツダ部品に聞くこと。ディーラーに聞くことではない。もちろんモノタロウが欠品判断を下した話も正しくない。彼らは代替品案内を基本的に出さないからだ。代替品が存在する可能性があり、その正確な話ができるのがマツダ部品である。
 下の写真で注目して欲しいのが「検印」。2016年に交換されたのに、検印は2015年になっている。在庫は存在し、AZ−1と同じものを作ることはできるのだ。



 かといって、「部品はいつまでたっても供給される」と考えるほうがもっと問題だ。裏の取れていない情報の流布は、危機感の勇み足とでも言えるが、部品がいつまでも供給されると考えるのは危機感の欠如した旧車道楽以外の何者でもない。