アンフィニMPV、その2

 元々が輸出専用車だった証拠がヘッドライトにある。それはレンズの表面にある3つの突起。上に1つ、下に2つ付いているのがわかるだろうか。





 この突起は、光軸合わせに使われていたと聞く。またマツダ車の場合、日本・外国双方で売られる車では、日本向けには突起がないヘッドライトになっていた。が、MPVは違う。
 ちなみにこの突起の実用的な効能としては、ヘッドライトに雪が付着しにくくなる(付着してもすぐに落ちる)とのこと。


 次に内装を見ていく。ナビなどが標準装備だったのが珍しい時代の車だったため、後付けでいろいろなものが付けられている。そのため、オリジナルの状況がわかりにくいのだが・・・



 メーター周りをみていこう。



 メーター自体はオーソドックス。



 注目点はクラスタースイッチ。この時代のマツダ車には、こんなスイッチがついていた車もまだあった(例えばペルソナ)。一方で、現在はデザインに一貫性がなくなるため、どれも似たようなデザインになっている。これが良いか悪いかは評価の分かれるところだと思う。
 それにしてもよくわからないのが、左側のスイッチ。ウォッシャーと間欠ワイパーのスイッチが、こんなところにある。スイッチの位置が直感的な配置ではないため、全く意味不明である。



 次頁では、他の内装部分を見ていく。