AZ−1のメーターの分解

 分解に使用したのは、今回の異常品ではなく、予備品。ただし、事故車から取り外しているらしく、筐体の一部にヒビが入っていたり、水温計がおかしかったりする。
 まず、レンズを外す。はめ込んであるだけなので、爪をはずしてやればとれる。



 次に、黒いカバーを取る。同じくはめ込んであるだけだ。



 スピードメーターの針をはずす。と思ったら、針中心部にあるカバーが取れてしまった(取れないのが正常)。



 メーターの針は、てこの原理ではずす。針の左右に黒いネジが2つあるが、それを支点にはずす。そうしないと、メーターの表面に傷を付けてしまう。
 針をはずすには、メーターが壊れるんじゃないかと思えるほどの相当な力が必要。メーターを分解しようという人は、何の車のメーターでもかまわないので、練習用のメーターを確保してから挑戦した方がいいと思う。



 先ほど支点に使ったネジを外す。



 次にタコメーターの針をはずす。これはてこに使えるネジがない(ネジ自体は存在するが、メーター筐体の形状が邪魔をする)ので、やむなくメーター表面を支点にして慎重に外していく。



 速度や回転数が書かれている文字盤を外し、さらに矢印の内部部品を外す。この際、水温計や燃料計を外す必要は無い。



 これで表側は分解準備完了。



 メーター裏側にある、スピードメーターケーブルが差し込まれる部分のユニットを外す。写真の4箇所のネジを外せば取れる。



 次頁では、外したAZ−1のユニットを見ていく。