解体が進むF工場の在りし日の姿

 F工場は、マツダの組立ラインの中で最も古い工場である。既に使われて折らず、2016年現在、解体作業が進んでいる。「F」は「府中町」からとったものだ。
 1962年当時のF工場の姿。当時としては、超近代的な建物であったと思われる。今でも十分にかっこいい外観だ。



 当時のカラー写真。非常にきれいだ。



 一方で解体前の写真。恐らく既に車輌製造をしなくなった後の工場と思われる。なんだかんだと増築されて、配管が這いずり回っている。古くなった事も相まって、建設当時の美しさはない。



 F工場関連の説明の中には、驚くべきものがあった。銃の試射場がまだ残っているというのだ。



 試射場の様子。マツダミュージアムよっぽど見てみたい気がする。解体前に是非公開してもらいたいものだ。



 次頁では、鋳造技術を見ていく。