コルベットのリトラ、その2
ボンネットを開けたところ。ここに、どんな仕掛けがあるかというと・・・
ポイントは、フロントノーズに仕込まれた、矢印で示す箱。
拡大してみると、アームの先に滑車がついており、滑車にはワイヤーが引っかかっている。このアームは、モーターで180度回転する。
ワイヤーは、ノーズ上側に取り付けられた滑車を経由して、リトラの筐体に取り付けられている。
リトラの筐体には、長いバネが取り付けられている。
つまり、このリトラはアクチュエーターの直接駆動で開閉しているのではなく、バネの力で開閉しているのだ。こんなやり方があったとは!!
もう一度みてみよう。今度はレバーが上に向いている状態。
レバーについている滑車に寄ったところ。この滑車は、滑車の筐体がぐるぐる回る構造になっている。そうしないと、レバーが何度も動いたら滑車にワイヤーが絡まってしまうためだ。
レバーについているワイヤーが、ノーズの上側にある別の滑車を経由して・・・
ワイヤーはリトラの筐体に取り付けられている。下の写真はリトラが閉じている状態。
レバーが下にさがりワイヤーが引っ張られると、リトラが開く。開いたリトラは、リトラ筐体に付いているストッパーがノーズの一部に当たることで、狙い通りの位置で開いたままとなる。
言い方を変えると、パッコンパッコンと音を立てて開閉するのだ。
滑車の取り付け可能位置を考えると、全く同じ構造をAZ−1で再現することは難しいと思うのだが、こういう事が得意な人は、十分に改造イメージが付くのではないだろうか。