会場で見かけた怪しい車

 ここで駐車場に戻り、怪しい車を見ていきたい。最後に紹介したいのがデミオ。まだまだ普通に町中を走っている車だが、マツダ車最後のキャンバストップに着目したい。



 マツダでキャンバストップが採用されたのは、フェスティバが最初(T1500等を除く)。その後、キャロルやデミオにも採用されたが、基本は黒色だった。が、このデミオでは白っぽい色。売りは「東京ドームと同じ素材を使っている」だった。



 キャンバストップの前側には、ちょっとしたフードが付いている。これが無いと雨水が入りやすくなる。ちょっと見にくいが、この機構は後に歴史的遺産となるだろう。



 キャンバスの折りたたみ機構も、また凝っている。後ろにスライドさせれば単純に折りたたまれていくというようなものではない。レバーが一旦飛び出て・・・みたいな機構になっている。



 ルーフは二重構造になっている。外側のキャンバス1枚で仕切られているわけではない。



 キャンバスをあけて走っていた人は、結局あまり見なかった。それもあって仕様から消えていったのだと思う。かくいうAZ−1も、ルーフはガラスだ。私のように本来の機能を使い切らず、サンシェードで締め切りっぱなしという人も多いのではないだろうか。
 たまにサンシェードをあけて走ると、車室内が本当に明るくなる。ちょっと新鮮な感覚を覚えるので、一度お試しあれ。


 次頁では閉会式の様子を見ていく。