マルチスパークプラグの問題点、その3

 軽トラのエンジンに取り付けて走ってみた。感想はというと、「加速が何かもっさりしている・・・」。まあこれは人により感覚が違うと思うので何ともいえないのだが、一度火を通したプラグを見ていて驚いた。

 まず、焼けすぎのように見える。バイク用のプラグを自動車のエンジンに付けたのだから、その点の相性の違いはあるだろう。



 焼けすぎたが故に気がついた点がある。中心電極とセラミックの間に隙間のあることに気がついたのだ。実際、中心電極をさわると動くのだ。



 一方、普通のプラグはというと、手で触っただけでは中心電極が動くことはない。



 F6Aに取り付け可能なマルチスパークプラグの中心電極が細いこともあいまって、さらに動きやすくなったのだろう。この様子だと、エンジンの振動により中心電極が折れて、シリンダー内に落ちることが考えられる。ビート用の中心電極は太いので、問題はなさそうだが・・・長期間の使用はちょっとためらってしまう。