ミツオカ ゼロワン、外観

 スーパーセブンに似た日本車がミツオカ ゼロワンである。ミツオカが日本で10番目の自動車会社として旧運輸省から認定された記念すべき車でもある。



 正面から見たところ。注目して欲しいのはナンバープレートで、「わナンバー」となっている。この車はレンタカーなのだ。料金は3時間で6000円だったかな。詳細はここまで。
 そういえば、旧車を扱うレンタカー会社も増えた。関東ではタイムスレンタカーがやっている。ここにもスーパーセブン系の車が用意されている(ウエストフィールド)。
 自動車雑誌では、趣味の車を保有し乗ることは「非日常の世界に誘ってくれる、云々」と喧伝している。が、この手の車を持っている我々として言えることは、所有した時点で非日常でもなんでもなく、単なる日常になってしまう点だ。その点をはき違えた記事を書き、技術も経験も持たない読者が勘違してしまうことで、ぬるい趣味の車のオーナーを大量生産させる。結果、車が維持できずに破壊される方向へと行ってしまうのは非常に残念だ。
 従って、一時的に乗ることができるこの手の車のレンタカーこそ「非日常の世界に誘ってくれる車」であり、ぬるい人と濃い人との摩擦を生まないありがたい存在だと思う。



 真横から見たところ。普通の車でいうところの左フロントフェンダー横から排気管が、スーパーセブンのシリーズ4やケーターハム160のように1本しか出ていない。この理由は、エンジンルームを見ればわかる(後述)。



 ちょっとわかりにくいが、排気口は右後ろにある。左前から出た排気管が、フロア下を通ってぐるっと回って右側から出ている。



 外観はこのぐらいにしておいて、次頁からは内装を見ていこう。