わかばやしさんのネタ
実は以前からいただいていたネタなのだが、今更になって紹介するm(_ _)m。潰れたメタルである。
時は2013年のオーバーヒートミーティングの前、オイル交換したら金属片が出てきたとのこと。金属片の発生源はメタル。
傷が付いていただけで助かったメタルもあった。
メタルが潰れた原因は(憶測)、山道を走っていたときにオイルパンに石が当たってオイル漏れ。これが直接の原因らしい。
さらに、メタル交換時にオイルポンプを見てみたら、リリーフバルブの中に金属片がかみこんでしまい、油圧が出ない状態になっていたそうだ。
メタルの変形もひどい。2つあわせるとちゃんと丸になるものもある一方、丸にならないほど変形した物もある。
子メタルは大丈夫。ラッシュアジャスターは12本中10本がNGだったそうだ。
ちなみに、潰れたメタルは「F1ブラックメタル」。ブラックメタルに関しては、ここを参照。
なんでも、厚さ15ミクロンの層があるとか、耐久性はノーマルメタルの2倍とか書かれている。が、木っ端みじんである。ノーマルのメタルにしかみえない。
メタルの反対側にはメーカーのマークがある。どこのメーカーかは知らないが、純正のメタルと同じメーカーだった。つまり「F1ブラックメタル」は、新規に起こしたものではなく、純正メタルの上にコーティングを施したもののようだ。
今回のメタル流れには直接関係はないが、F6Aターボのメタルの寿命は10万キロが1つの目安となる。しかも明確な予兆もなく潰れる(エンジンにガタガタ音が出始める)。メタルが潰れるとクランクシャフトのジャーナルまで傷が付いて使い物にならなくなる。音が出始めたらクランクシャフトはダメになったと思った方がよい。なので、早めにエンジンを降ろしてメタルを交換しておこう。
今回のネタは以上。次頁では、マツダミュージアムのエントランスホールを確認する。