東北地方からおこしの皆さん、その2

 こちらも遠く東北から来られた方。



 実はこのカプチーノ、滅茶苦茶やれているのだ。廃車予定だった車を引き取ったが「なんとかなるのでは」ということで復活させた。ところが、状態があまりにひどいため、車のやれ具合を実証し警鐘を鳴らしていく意味合いもあるという。
 ミーティングの主催者は、このような目的意識のはっきりしている人であるべきだ。残念ながら現状では未だに「やりたいからやる」、「人がやっているから自分もやる」、「車がたくさん集まったら何か起きるかもしれない」という漠然とした考えを持った主催者があまりにも多い。車のミーティングなのに宴会が主目的としか見えないものも多数存在する。「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉があるが、東北ABCはあらゆる車のミーティングの手本となるよう発展を願うばかりだし、それができると思う。


 前置きが長くなったが、車のやれ具合を見ていこう。ドアとボディーの合わせ。サイドスカートがついているのでわかりにくいが、下の方が隙が狭い。



 なぜそんなことになるかというと、ドアが沈み込んでいるから。ルーフとガラスのラインをみてみると、前後で隙が違う。後ろの方が隙が大きい。



 ではなぜドアが沈み込んでしまうかというと、ボディーが腐っているから。スカッフプレートの部分には穴が・・・



 左右のドア付け根の下にも錆や大穴が・・・



 フロア下も錆が・・・



 これからも、是非警鐘を鳴らし続け、良貨は悪貨を駆逐すべく、がんばっていただきたい。でもこれって難しいんだよねえ・・・わかっている人がいくらがんばっても、意志薄弱な周囲が多ければ結局「悪貨は良貨を駆逐する」になるので。これは趣味の車全般に共通するといっても過言ではない状況だ。ではなぜ意志薄弱なのかというと、趣味の車に乗る人は特段の思想のない人が多いから(←おいおい)。同じ税金・同じ駐車場代を払うんだったら、人も荷物も積める車の方がいいに決まっている。本来は、そんな欠点がわかっていながら、何らかの理由があってあえて買うのが趣味の車。ところが昔から、後先のことを何も考えていないから買っちゃう人が多い。結果、その日暮らし的な漫然とした車とのつきあいが始まり、問題意識が芽生えず何の改善も進まない。
 それを改めたいがため当HPがあるようなものだが、開設から20年近くが経過してもなお、全趣味の車にこのような考えが浸透しているとは到底言えない状況である。引き続きがんばるしかない。