プレッソが示唆するもの、その2
ワイパーカウル。先端についているゴムが取れている。
この原因は、ワイパーカウルが一本ものであるためだ。1本ものだと、継ぎ目がないから綺麗に見えるので、このような構造を選択したといえる。
一方、AZ−1は3分割。見栄えは悪いが、先端のゴムが縮んだり切れたりしても、あまり目立たないし補修も簡単だ。
こちらは赤のプレッソ。金属の部分とバンパーの部分の色が全然違う。バンパー部分の色の褪せ方は、状態の悪いAZ−1のとほぼ一致している。
一方で金属部分はクリア層がはげている。
AZ−1は安くするためクリア層がない。そのためこんな現象は、後でクリアを吹くようなことをしない限り起きない。
以上、AZ−1と同世代の車であるプレッソを見てきた。この世代の車を長期間維持していく上では、結果として単純な構造をしている車の方が良い方向に作用している部分が多いと言える。