実車でのインジェクター制御信号を確認する

 インジェクターの制御信号は、コンピューターから出ている。そこから信号を取り出してみる。コンピューターは、運転席の後ろにある。



 灰色のコネクタの方を外し、右側の写真で示す位置に細いコードを突っ込んで、そこから信号を取る。



 こんな感じでコードを伸ばし、オシロスコープに接続する。



 実際に拾った信号。矢印で示す中央の筋の間、ガソリンが噴射される。



 後で紹介するが、ガソリンが噴射される時間は、アイドリングを含む無負荷時に3ミリ秒程度になる。それに対し、ガソリンを噴射しない時間は圧倒的に長く、3000rpmでも40ミリ秒程度となる。こんな信号が送れる装置を作る必要がある。