概要、並びに旧車ミーティングと反社会的勢力

 いきなり刺激的なタイトルだが、もはや触れずにはいられない状況となってきた。下の写真はステージから撮影した全景。前に見える車は普通の旧車なのだが・・・



 ざっくり言って、残り2/3は族車といった状況である(撮影しなかったけど)。昭和のcarにばるは、年を追う毎に族車が増えてきた。一方、参加申込書には「主催者の趣旨にそぐわない車は参加不可」との旨の記述もある。族車は主催者の趣旨に沿った車だというのだろうか。

 もちろん、参加した族車の全てが暴走族というわけでもないだろう。昔の暴走族風の車にあえて仕立てて楽しむというジャンルがあっても悪くはないと思う。が、竹槍・出っ歯など、見た目からして明らかにやり過ぎの車も多数あった。
 近年、反社会的勢力(ここでは、暴走族も反社会的勢力とする)との接触は厳しく制限を受けている。昭和のcarにばるの主催者は個人ではなく青年会議所なので、特にまずいように感じる。個人が主催者だったら「知らないうちに紛れてました」という言い訳で大目に見てもらえるかもしれないし、「集会の自由を認めないのか」と反論することもできよう。が、社会的地位のある団体が主催ならばさすがにまずいだろう。

 旧車ミーティングで族車が増える傾向は、昭和のcarにばるだけではないため他人事ではない。1.申し込み時点で車の写真を送ってもらうなどの審査を行う、2.違う車の写真にすり替えて申し込み、実際には族車が来た場合は追い返す、といった対策が必要と思われる。そうしないとミーティング自体が実施できなくなる可能性がある。実際、昔広島で行われたとある旧車ミーティングは、会場外の路上に違反駐車した車が増えたという理由だけで、翌年以降にとりやめとなった事例がある。


 このような状況に眉をひそめたまともな旧車オーナーは、ミーティングに参加することなくギャラリー用の駐車場に車を置いていた。そして、反社会的勢力云々はともかく、このままではまともな旧車オーナーが参加しなくなると危惧していた。

 今回は、会場とギャラリー用駐車場で見かけた味のある車の細部を見ていく。