日本自動車殿堂

 全く素晴らしい賞である。ちなみにマツダで殿堂入りした車はコスモスポーツのみ。恐らく将来は初代ロードスターが殿堂入りするのは間違いないだろう。



 ちょっとわかりにくいのだが、これがトロフィー。同じ形状のものが、マツダミュージアムにもある。



 しかし、なぜこのタイミングで殿堂入りしたのかよくわからない。受賞理由も、今まで語り尽くされたものだけに、ますますわからない。

 この賞は、車が世の中に与えたインパクトなどを勘案して贈られる。オーナーがどのような活動をして、それが自動車界にどのような影響や示唆を与えたかは評価対象とならない。前々からの主張なのだが、オーナーがどのような活動を行ったかも勘案した賞ができれば、自動車文化の成熟度を測り、全ての(趣味の)車の目標となるものができるのではないだろうか。今回のトヨタS800の受賞を見てもわかるとおり、車の開発期間よりもオーナーの保有期間の方が圧倒的に長いのだから、それも評価対象とした賞があってもよいのではないかということである。

 次頁からは、展示してあった「トヨタスポーツ800のここがすごい」を紹介する。