他の特別展示車両を一気に紹介

 セピアAZさんのAZ-1は、再生産後のフロントガラスがついている。もともとのガラスの色はブルー系、再生産のガラスはグリーン系のため実際は色が違うのだが、実物を目視で比較すると違いがわかるような、わからないような微妙な感じだ(感じ方に個人差あり)。ガラスの色違いは写真では非常に表現しづらいので、まさに「ネット上に存在する情報を目視で確認する」というあるべき姿のOFF会に最適な車といえる。
 なお、フロントガラスが割れると車検に通らないので、予備のガラスが無い限り、車の命は実質的に割れた時点で終わってしまう。溶接でニコイチにして車を復活させることができても、割れたガラスを接着剤でくっつけて車検に通すということはできないのだ。そのため、フロントガラスの確保はあと100年100万キロ乗り続ける上で極めて重要である。皆さんも予備のフロントガラスを買っておこう。1枚10万5千円する。



 マイスター鈴木さんのAZ−1。アウトジアノ製のAZ−1パーツを販売するショップとしても参加された。本人のご希望、即ち店員としてショップに張り付いたら他の人との情報交換ができないということで、パーツと値札、代金を入れるダンボールを置いて支払ってもらうというやり方をとった。
 税金の申告をするために初めの販売数・種類など記録して販売し、帰宅後に減った品数を集計して、その後初めて売り上げのダンボール箱を開けて金額集計したところ、金額に全くの誤差がなかったとのこと。参加人数も200人近くいてこれだけの人が無人の売り場に対して正確に誠実に対応してもらったというのは本当に驚いたとのこと。実は私もお目当てのアウトジアノ製パーツ(シフトパネル)をやっとこさ買いに行ける時間ができたと思ってブースに立ち寄ったところ、残念ながらすべて売り切れ。代金を入れる箱(ポストのような形をしている)を見たところ、投入された1000円札が隙間からあふれ出さんばかりの状態だったのだが、皆さんがパーツを取り間違えることなく対応されたことに感謝。
 あと子供用にとお菓子を取れるようにしていて、お菓子のごみが出るだろうと、一緒にお菓子のごみを入れられるようゴミ袋をぶら下げていた。帰宅して、ゴミの分別しようと開封したところ、お菓子のゴミしか入っていなかった。マイスターさんとしては、持ち帰って分別しようと思っていたのだが、ちゃんと分別されていたことに驚かされたとのこと。
 金額を集計する際、車に興味の無い身内親類もいたので一緒に手伝ってもらったのだが、この人数でのマナーの良さにはみんな驚いた。AZ−1オーナーという者が普通の人間のかなり上をいっているのが、車に興味が無い人間にも意外な所でアピールできた感じだとの感想を送っていただいた。



 転席側のフロアにクラックが入ったため補修した元さんのCARA。補修跡をみせるため、ジャッキアップして傾けて展示している。AZ-1のボディーというと、ヘッドライト下の錆びとかが気になるところだが、実際のところはその錆が問題となって車が折れるといった話はない。錆よりもクラックの方が問題は大きい。フロア下にクラックがないか、確認しておいてほしい。



 最後に紹介するのは手前味噌ながら、私のニコイチAZ−1。ニコイチにしてもAZ−1は復活可能なことを、愚かにも身をもって実証してしまった車である。



 外板が付いた状態ではニコイチにしたかどうかよくわからないのだが、外板をはずすとニコイチにした部分がよくわかる。クオーターガラスより後ろ側が別の車になっている。プラスチック製の外板をネジ止めしている構造だからこそ、ニコイチがやりやすい車と言える。



 以上、特別展示車両を一気に紹介した。