エンジン外観

 型式がF6Aとなっているエンジンには、AZ−1に乗っているDOHCエンジン以外、様々な種類がある。ノンターボでも複数、シングルカムターボでも複数の種類があり、非常に細かいバリエーションの違いまでも数えると、とても正確に把握できないほどたくさんある。外観上ほぼ共通化されている主要部品は、シリンダーブロック(2種類)とシリンダーヘッド(3種類)ぐらいで、外観上最も異なるのはインマニ周辺の補機類である。



 今回分解するMC11ワゴンR RR用エンジンは、インマニのサージタンクが小さく、インタークーラーがほぼ中央にあるタイプだ。





 外観上は、エキマニ側のカムカバーに若干のオイルのにじみが見られる。



 かまうことなく、どんどん分解していった。



 ところがである、デスビを抜いた際、見てはならない物を見てしまった・・・中からカフェオレが出てきたのである! これ、オイルにクーラントが混じってない?? 本当に正常に動いていたエンジンなのだろうか??



 見てくれはいいのだが、中身的にはかなりの不安を伴うエンジン。こちらの狙いとしては、腰下などAZ−1に流用できる部分なのだが、錆びやすい部品が入っている部分でもある。「正常」とうたってはいたものの、やはり5000円のエンジン+ミッションはこんなものか。