「Countach」は、本場ではどう発音する??

 開催初日は昼からオープニングセレモニーが行われた。来賓として挨拶するのは、在大阪イタリア総領事代行 ジュゼッペ・セメンツァさん。この中で期待されるのは、国家を代表する立場にあるイタリア人が「Countach」を何と発音するかである。もちろん我々は「カウンタック」と発音するのだが、その違いが知りたいのだ。



 オープニングセレモニーに集まった人々。おっさんが多いが、高校生もいた。まあこういうことに興味をもつ高校生って、広島では広島市立工業高校の生徒だと相場が決まっている。



 挨拶の後、テープカット。



 ではその挨拶を聞いていただこう。驚かされたのは、「Lanborghini」はモロ日本語で「らんぼるぎーに」と発音した点だ。肝心の「Countach」だが、ほんの一言だけ出てくる。6分21秒付近でしゃべっているのだが、聞き取れるだろうか。

オープニングセレモニーの音源 別ページで開きます

 そもそも「Countach」とは、イタリアはビエモンテ地方の方言。挨拶している人はこの地方の出身者ではないため、本場のイタリア人であろうとも「Countach」を正確に発音できるわけではない。もし「Countach」が日本で言うところの「ずーずー弁」に相当するのであれば、ビエモンテ地方出身の人でないと絶対に発音できないだろう。そのためか、よくよく聞いてみると「Countach」の部分だけ、何となく「本当は違う発音なんだけどなあ」的な自信なさげにしゃべっているようにも聞こえる。
 あと気になるのが、ランボルギーニカウンタックLP500S。500をイタリア語で言うと、チンクエチェントになる。日本でチンクエチェントとはフィアット500の事を指すため、せっかくのカウンタックが急に色あせて見える。時間があれば今回展示してある車を全てしゃべって欲しかったのだが、残念ながら時間がとれなかった。



 オープニングセレモニーには先着100名に記念品が配布された。中を見ると、下の写真のようなものが入っていた。



 この中でも特にレアな一品が、ラジオ体操カードである。というのも、小学生以下限定で配布され、おっさんには配布されないためだ。



 裏面には関連イベントとして、「AZ−1大集合」のことも書かれている。



 この貴重なラジオ体操カードを、変態なおっさんは何に活用するかというと・・・交通科学館に来た日に判子を押してもらっているのだ(私じゃないよ)。



 次頁から、今回展示される車を紹介していく。