ふうてんのくまさんのAZ-1

 AZ-1搭乗者の「生命維持装置」の1つである、ブロアのモーターが壊れてしまったという、ふうてんのくまさんのAZ-1。



 壊れたブロアモーターを持ってきてもらった。



 フィンをはずしてモーター本体を分解してみた。矢印のねじをはずすと、蓋とローターがとれる。



 モーターケースにある、ローターの軸受けの部分は特に問題が生じていない。



 蓋側(ブラシがついている側)。こちらも軸受け部分は問題ない。エンジン始動中は常時回転しているようなモーターなのだが、軸受けにはベアリングが使われていない。よく焼きつかないものだ。
 一方、ブラシはかなり磨耗していた。



 ローター。着目してほしいのはコミュテーター。



 モーターが動かなくなって分解した直後は、コミュテーターの間にゴミが入り、傷も入っていたのこと。現在はコミュテーターを削って傷を取り除いたが、矢印部分に段差ができている。



 今回はこれでおしまい。次回も会場にあつまったAZ-1を中心に紹介していく。