スーパーシールの外観、その2

 付属のホースを見てみよう。



 スーパーシールの缶側に取り付けるバルブ。中央に針が出ているが、これで缶に穴を開けるのだ。



 車のエアコン配管に付ける側のコネクタ。



 一見するとこのホース、R12のガスボンベに取り付けることが可能のように見えるが、スーパーシールの缶だけに取り付け可能だ。というのも缶側のネジの規格がアメリカと日本で異なるため。ピッチが微妙に違うことがおわかりだろうか。

アメリカ規格 日本規格


 前述の通り、スーパーシールは湿気と反応して固まる。そのため、レシーバータンクは新品に交換すること。そうしないとレシーバータンクの中で固まって、ガスが流れなくなる。AZ−1の場合、レシーバータンクは矢印の位置にある。が、希少絶版車たるAZ−1で、スーパーシールを使うようなエアコンの修理はすべきでない。



 ちなみにガスは「Cold 12」。R12ガスの代わりに使うHC系の冷媒だ。一緒にコンプレッサーオイルも入れておこう。



 ディーラーからは2時間程度でできるとあらかじめ聞いていたのだが、実際には4時間かかってしまった。全然簡単じゃないじゃん。レシーバタンクを交換する=配管内の水分除去のため真空引きが必要であることから、真空ポンプを持っていない人は素直にディーラーに出した方が特だと思う。工賃は以下の通りである。